統計で読み解く NUMBERS3 / NUMBERS4
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セット買い vs ボックス買い、期待値で比較するとどうなるか

ストレート、ボックス、セット、ミニ。ナンバーズには複数の買い方があり、どれを選ぶべきか迷うところです。「期待値」という物差しで比べてみると、意外にすっきりした答えが見えてきます。

期待値とは何か

期待値とは、1回あたり平均していくら戻ってくるかを表す数字です。計算式はシンプルで、当せん確率と当せん金を掛け合わせるだけです。

期待値 = 当せん確率 × 当せん金

たとえば1/1,000の確率で9万円が当たるなら、期待値は 0.001 × 90,000 = 90円。1口200円なので、平均すると200円払って90円戻ってくる計算になります。

4つの買い方を並べて比較する

ナンバーズ3で、3つとも異なる数字(たとえば1・2・3)を選んだ場合で計算します。当せん金は公式が示す理論値を使います。

買い方当せん確率当せん金期待値還元率
ストレート1/1,000約90,000円90円45%
ボックス6/1,000約15,000円90円45%
セット約52,500円 / 約7,500円90円45%
ミニ1/100約9,000円90円45%
ナンバーズ3・1口200円あたり。当せん金は理論値。

すべて同じ90円、還元率45%です。これは偶然ではありません。宝くじは還元率が制度的に定められており、どの買い方を選んでも平均的な戻りは変わらないよう設計されています。

つまり「どれが得か」という問いの答えは。 期待値の観点ではどれも同じです。ストレートが有利ということも、ボックスが損ということもありません。変わるのは「当たる頻度」と「当たったときの金額」のバランスだけです。

では、何が違うのか

期待値が同じなら、選ぶ基準は体験の質になります。次の表を見てください。

買い方当たる頻度体験としての特徴
ストレート1,000回に1回ほぼ当たらないが、当たれば大きい。毎日1口なら平均4年に1回
ボックス約167回に1回年に1〜2回は当たる計算。金額は控えめ
ミニ100回に1回最も当たりやすい。数ヶ月に1回の頻度で当せんを体験できる
毎回1口ずつ購入した場合。抽せんは平日のみ、年間およそ245回。

「めったに当たらなくていいから大きく狙いたい」ならストレート、「たまには当たる感覚が欲しい」ならボックスやミニ、という選び方になります。どちらが正しいというものではなく、好みの問題です。

セット買いはどういう位置づけか

セットは、1口の申込でストレートとボックスを半分ずつ買う方式です。当せん金がそれぞれ半分になる代わりに、両方の可能性を持てます。

期待値は他と同じ90円ですが、「惜しかったのに何ももらえない」という状況を減らせるのが特徴です。ストレートで買っていて数字は合っていたのに並びが違った、という悔しさを避けたい人に向いています。

唯一、明確に「損」になる買い方がある

ここまで「どれも同じ」と説明してきましたが、例外があります。ゾロ目をボックスで買うことです。

選んだ数字ボックスの当せん確率当せん金期待値還元率
1・2・3(全部違う)6/1,000約15,000円90円45%
1・1・2(2つ同じ)3/1,000約15,000円45円22.5%
1・1・1(ゾロ目)1/1,000約15,000円15円7.5%
ナンバーズ3のボックス買い。選ぶ数字によって期待値が最大6倍変わります。

理由は明快です。ボックスは「並べ替えたパターン全部が当たり」という買い方ですが、ゾロ目はどう並べ替えても1通りしかありません。つまりストレートと同じ確率なのに、ボックスの安い当せん金を受け取ることになります。

ゾロ目を買うならストレートで。 同じ1/1,000の確率なら、ボックスの約15,000円ではなくストレートの約90,000円を狙う方が合理的です。ナンバーズ4のゾロ目はさらに極端で、ボックスの還元率は約1.9%まで下がります(4つとも異なる数字なら45%)。

ナンバーズ4でも同じ構造

ナンバーズ4も基本は同じです。選ぶ数字の重なり方によって、ボックスの当せん確率が大きく変わります。

選んだ数字並べ替え当せん確率還元率
4つとも異なる1・2・3・424通り24/10,00045%
2つが同じ1・1・2・312通り12/10,00022.5%
2つずつ同じ1・1・2・26通り6/10,00011.3%
3つが同じ1・1・1・24通り4/10,0007.5%
4つとも同じ1・1・1・11通り1/10,0001.9%
ナンバーズ4のボックス買い。当せん金は一律のため、並べ替えパターンが少ないほど不利になります。

結論

整理すると、次のようになります。

当サイトの予想機能でゾロ目を除外しているのは、この計算が理由です。統計的に「ゾロ目が出にくい」からではなく、ボックスで買ったときに不利になる数字を本命として提示するのは不親切だからです。

ご注意
本記事の当せん金額はすべて理論値です。実際の当せん金は、その回の売上額と当せん口数によって毎回変動します。また、期待値が同じであることは「損をしない」という意味ではありません。還元率45%とは、長期的には支払った金額の半分以下しか戻らないということです。

宝くじの購入は20歳以上が対象です。当せんは運によって決まります。購入は必ず余裕資金の範囲で行い、生活資金を投じることのないようご注意ください。

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